フィルムカメラ PENTAX MX で機械式フルマニュアルの楽しさを知る

PENTAX MXとは

私が初めて購入したフィルムカメラです。

現在、私が所有するフィルムカメラは、一眼レフ2台、二眼レフ1台、コンパクトカメラ2台と、防湿庫を埋め尽くさんばかりとなっていますが、もしどれか1台だけ残してよいと言われれば迷わずMXを選択します。

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PENTAX MXがどんなカメラかということについては、詳しいサイトが沢山あるので、多くは語りません。

そこで今回は、私が思うMXの最高だと思う点を作例と共に語りたいと思います。

デザインが最高

人は見た目が9割とは言いますが、カメラの見た目も気にして損はありません。寧ろ初めてのカメラを購入する際などは、見た目だけで選んでも良いくらいです。

そして、MXの見た目はというと、敵わないのはバルナックライカぐらいじゃないかと思うほど最高だったりする訳です。

まさにシンプルイズベスト。不要なものは全くありません。シャッターボタンのロック機能も便利です。

FA31mmF1.8との組み合わせもGOOD。日本人が一番使ったことがあるフィルムカメラ写ルンですと同じ画角になります。

「写ルンです」をデジタルで再現する方法。シャッターを押すだけのスナップは楽しい!!

オールドレンズの定番Takumar(タクマー)と。

M42マウントからKマウントに変わったPENTAXですが、フランジバックは同じなので、アダプターを着用しても全く違和感がありません。コンパクトなボディにはこれくらいのレンズが似合いますね。

もちろんヘリオスも愛称抜群です。

オールドレンズ入門 HELIOS 44-2 ぐるぐるボケの出し方と作例

コンパクト

 

35mmフィルムの一眼レフカメラとしては、非常にコンパクトなサイズであるというのが、MXの大きな魅力の一つでもあります。

OM-1のボディの大きさはPENTAX SPよりも小さい、横136mm x 縦83mm x 奥行き50mm。
いっぽうでPENTAX MXのボディサイズは、横135.5mm x 縦82.5mm x 奥行き49.5mm。

この2つの数値を見れば一目瞭然。
PENTAX MXは、OM-1のボディサイズよりそれぞれ、きっちり0.5mm小さく作られているのです。
小型軽量の王座を奪われたPENTAXが意地を見せた設計だといえるでしょう。

引用: サンライズカメラ | 機械式最小の一眼レフカメラ PENTAX MX

ちなみにMXの重量は495g。比較的軽い方だとはいえ、見た目のサイズ以上の重量感があります。金属部品に多くの技術が凝縮されていると考えると、寧ろ心地良い重さだと許容できてしまう自分がいます。

ファインダーが最高

倍率が0.95倍のファインダーは、他のフィルムカメラと比較してもかなり倍率が高く、大きくて見やすいとされています。デジタル一眼レフから始めた私にとって、MXのファインダーを初めて覗いた時はその大きさに非常に驚いたのを覚えています。

というのも、デジタル一眼レフのファインダーは、フラッグシップのフルサイズ機でも0.7~0.8倍程度となっているからです。

そして、ミドルクラス、エントリークラスではさらに小さいファインダー像となっているため、その差は歴然です(※注)。

(※注)スペック上の倍率は0.8~0.9であることが多いですが、センサーサイズの違いによるもので、実質のファインダー像は上述の0.7倍より低くなります)。

フルマニュアルが楽しい

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

フルマニュアルでの撮影は次のように行います。

  1. フィルムを巻き上げる
  2. 絞り環で絞りを変更する
  3. シャッタースピードを設定する
  4. ファインダーを覗いて構図を決める
  5. ピントリングを回してピントを合わせる
  6. シャッターを切る

プログラムオートや絞り優先オートなどのAE(自動露出)機能やオートフォーカスを使った撮影は確かに便利です。

しかし、撮影の意図を物理的なダイヤルを通してカメラを操るという感覚は、デジタルにはないアナログの良さであり、撮影そのものを楽しく、そして充実した時間に変えてくれるものだと思います。

昔に比べてフィルム代や現像代は上がる一方ではありますが、カメラやレンズ自体はお手頃なものも多くハードルは決して高くありません。デジタル写真とは一味も二味も違うフィルム写真をを是非フルマニュアルのカメラで試してみてください。

機械式にロマンを感じる

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

シャッターが機械式なので、フィルムさえあれば撮影できます。

バネやゼンマイだけでコンマ何秒のシャッタースピードを制御するといった技術は、デジタル全盛のこの時代において新鮮であり感動すら覚えます。

そして、バッテリー切れを心配することなく(故障の心配はありますが…)、フィルムのある限り撮影が可能というのはデジタルに勝るアナログの利点であると言えます。頻繁に充電ができない旅行などにおいては心強い味方となることでしょう。

また、旅とフィルムカメラは相性が抜群です。

旅先で、人や風景をファインダーを通して見ながらフィルムを巻き上げてシャッターを切る。これこそ最高に旅情を掻き立ててくれるアイテムでだといっても過言ではありません。

まぁ、究極の自己満足なだけではありますが…(笑)。私は大好きです。

露出計内臓で安心

 

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

機械式で電池がなくても撮影が可能なMXですが、露出計も内蔵されています。

初めてのフィルムカメラで、露出が不安だからAE(自動露出)機能が付いたカメラを選ぶ、という方も多いかもしれません。私も迷いましたが、露出計付きの機械式カメラを選んで正解だったと思っています。

手動で露出を決定できる楽しさと、不安な場合は露出計を頼りできるという良いとこ取りが出来るというのがその理由です。

また、露出計を見ながらとはいえ、手動で露出を決定するということを重ねるうちに、自然と露出についての意識・知識の向上に繋がるような気がします。

さらに、露出を明るめ/暗めにして撮るというさじ加減はAE(自動露出)よりも断然しやすいというメリットもありますね。

露出計の精度

なお、MXを使い始めた当初は、スマホのアプリで計測したり、デジタル一眼で試し撮りしたりといったこともやっていましたが、撮影を重ねるにつれMXの露出計の精度は非常に高いという結論に至っています。

露出がシビアと言われるリバーサルフィルムでの撮影においても、ほぼ適正露出となっていました。

リバーサルフィルムにハマる。映画の一コマのようなスライドは一見の価値あり

ちなみに、露出計に必要な電池はボタン電池(LR44/SR44)2個と、予備を持ち歩いても全く負担になりません。

Kマウントのデジタル一眼レフと共用できる

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

マウントの互換性があるため、PENTAXが誇るFA Limitedレンズはもちろん、アダプターを利用することでM42マウントのオールドレンズなど、幅広いレンズを使用することができます。

これはPENTAX(Kマウント)のデジタル一眼レフを使用するユーザーにとっては非常に都合が良いと言えます。デジタルとフィルムの両方を楽しみたい場合に、レンズを共用することで、機材を減らすことができるからです。

ただし、絞り環があること、フルサイズ対応であることが前提となるので、基本的にはFAレンズまでが対象で、デジタル専用のDAレンズ全般はその対象から外れます。

とは言っても、FA、A、Mレンズだけでもこれだけの数があるので、レンズ選びに困ることはないかと思います。

参考 ペンタックスKマウント オールドレンズ一覧表(FA・A・M・Rikenon)

年齢が同じ

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

 

奇しくも私と同じ1976年(昭和51年)生まれというところにもただならぬ縁を感じます。

最高に格好良くて撮るのが楽しいカメラであるMX、これからも共に年を重ねていきたいと思います。

ちなみに、将来的な故障等を考え、保険として程度の良いカメラを今のうちに入手しておくのもいいかなと思う今日この頃です。

出来ればブラックモデルが欲しい

もし仮に、デジタルがKマウントから別のマウントに移行したとしても、FA31mmとパンケーキレンズ40mmF2.8だけはこのカメラとともに保有したいと考えています。

その他作例

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

ライトリーク(光漏れ)も味があっていいですね。これは、フィルム装填後のカウンタ1になる手前で撮ってしまった模様。

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム NEOPAN ACROS 100

販売終了になってしまったアクロス(Acros)。モノクロフィルムはどんどん無くなっていってしまうのでしょうか。実は自家現像も少し興味があったのですが…。

PENTAX MX, 富士フィルム NEOPAN ACROS 100

PENTAX MX, 富士フィルム NEOPAN ACROS 100

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400

PENTAX MX, 富士フィルム フジクローム PROVIA 100F

リバーサルの作例はこちらにも

リバーサルフィルムにハマる。映画の一コマのようなスライドは一見の価値あり

まとめ

PENTAX MX, 富士フィルム NEOPAN ACROS 100

カメラとは関係ないですが、私は所有する車はマニュアル車と決めています(写真の車は無関係)。

速度や回転数を合わせながらギアを変えて加速するといった、車を操る感覚を楽しみたいからです。

クラッチやシフトレバーでのアナログの操作は、一旦身体に染み付いてしまえば苦に感じることもなく、ほぼ無意識に行うことができます。レンタカーなどでオートマ車に乗るときに、左足(クラッチ)を踏み込んでしまうのは私だけではないでしょう。

近い将来自動運転なども実用化され、何でも便利になるのでしょうが、やはりマニュアルによる楽しさは別のところにあると考えます。

懐古趣味かもしれませんが、車もカメラも無くなる前にたくさん楽しんでおきたいと思います。

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