PENTAX FA31mmF1.8の落下→故障→修理までの記録

初めての…

タイトルの通りですが…。

やってしまいました。

カメラを趣味にして約10年。初めての経験です。

概要

先日「鷲ヶ峰コスモスパーク」を訪れた際のこと。

2018 大パノラマとコスモス畑の絶景「鷲ヶ峰コスモスパーク」
標高586メートルの頂上からのパノラマとコスモス畑を楽しむことが出来る「鷲ヶ峰コスモスパーク」へ行ってきました。山頂へは通行が困難なルートもあるため、事前のルート確認は必須です。

 

現地に到着し、車の後部座席からカメラの入ったバックパックを下ろそうとした時に耳に聞こえてきたのは。

 

ガシャンという音。

 

足元を見ると、黒い塊がアスファルトの上に転がっています。

 

我が目を疑いたくなる光景ですが、それは愛しの相棒レンズFA31mmF1.8でした。

 

おーまいがー!!!

 

急いで拾い上げて、衝突音が聞こえたもう一方の方向を見ると、もう一体の被害者が…。

フィルムカメラのMXです。

お前もか・・・

何が起きた…?

私は、複数のレンズを持って出かけるときは、インナーケースとバックパックを組み合わせることでカメラバッグ代わりとしています。

グレゴリーのバックパックとインナーケース

 

この日は、途中でカメラを取り出して撮影し、そのまま放り込んだだけの状態でジッパーを閉じていませんでした

そのことをすっかり忘れてしまっていて、持ち上げた際に隙間から、カメラとレンズがバックパックから飛び出してしまいました。

その結果、大事なカメラとレンズが約30cmの高さからアスファルトに落下するという悲劇が発生した訳です。

故障…?(;´゚д゚)

やっちまったと思いつつも、パッと見てわかる大きな破損(凹みや割れなど)はなかったため、とりあえずレンズとカメラをバッグに収めて駐車場を出ました。

そして、起こってしまったことを悔やんでも仕方ないという前向きな気持ちで自分を奮い立たせて、コスモス畑の散策・撮影を楽しみます。

 

現実を見たくない、知りたくないという想いから、本来なら使用するはずの広角レンズには触れようともしません。

 

といいつつも、どうしても気になってしまいレンズをチェック。

 

|ω・)チラ

 

パッと見は問題なさそう。やはり大きな凹み、傷はない(ように見える)。

普段「FA31mmF1.8」には保護フィルターを付けているのですが、フィルターにも割れや擦り傷は見当たりません。

フィルターが破損していないということはレンズも大丈夫だろうという安堵感に浸りたくなる私。

 

しかしながら、よーくみると一体型のフードが何やらおかしい。

 

FA31mmF1.8 フードを元の位置に戻した状態

 

FA31mmF1.8 フード外れた状態

 

 

分かりにくいですが、1枚目と2枚目の範囲でフードがカチャカチャと移動します。

落とした衝撃で外れてしまったみたいですね。

 

あぅ・・

 

また、ピントリングは問題なく回るのですが、外れたフードに干渉してある程度から先(無限遠側)に進みません。

そこで、外れたフードを元あるべき場所に戻そうと、ゆっくりと回してみます。外側(レンズの先の方向)に押し込むように回すと、元の位置と思われる位置に収まりました。

 

そこで、もう一度ピントリングを回してみます。

フードへの引っかかりはなくなりましたが、ある一定の位置から先には動かないまま。

 

「あー、やっぱり壊れたかなぁ・・・」

 

状況をまとめると

レンズの状態

  • レンズや鏡胴の破損はない(ように見える)
  • ピントリングの動きがおかしい(無限遠が出ない

ちなみに、近距離での撮影については、AF、マニュアルフォーカスどちらでも撮影はできましたが、無限遠が出ないので風景撮影などは厳しいと判断し、とりあえずこれ以上は考えないことにしました。

ちなみにMXの方は、目立った凹みや傷も見当たらず、動作についても(今のところ)特に問題は出ていません。1枚だけ撮ってみましたが、普通にシャッターも切れました。デジタルと違い完全機械式のカメラなので、精度の狂いなどはすぐにはわかりません。数枚残っているフィルムを撮り切ってみてどうかといったところでしょうか。

リコーイメージングスクエア大阪

翌日、リコーイメージングスクエア大阪へ持ち込みました。

経緯などを説明し、まずは状況を確認してもらいます。

 

待つこと数分・・・

 

ピントリングが動かないため、分解修理という見立てとなりました。

 

やっぱりそーよね…

 

ちなみに、修理費用の見積りは2万円弱

復活!!

修理期間の目安は2週間ということでしたが、翌週末には修理完了の連絡がありました(早い!)。

早速受け取りに行き、一週間ぶりの再会を果たします。

 

「確認されますか」とのことで、その場で試し撮りなどを実施。

当然ながら外れたフードも元に戻っていて、ピントリングも無限遠までスムーズに移動します。AFのピントも問題なさそう。

外観部分など、見える部分は全て使用感が残っており、新品の部品に変わった様子はありません。もちろん、内部の部品についてはわかりません。

 

ちゃんと直って良かったー。

 

修理料金は見積りのままで2万円弱でした。

まとめ

痛い出費ではありましたが、これまでずっと活躍してくれているレンズなのでオーバーホールしてもらったと思うことにします。

振り返ってみると、これまでもヒヤリハットな経験は何度かあり、カメラやレンズの扱い方に杜撰な点がなかったとは言えないような気もします。

道具は使ってナンボなので、あまり神経質になり過ぎてもいけないとは思いますが、丁寧に扱う気持ちは常に持っておく必要があると改めて実感しました。

また、今回は完全に私の不注意ではありますが、ヒューマンエラーはゼロにできるとは限りません。そのような場合であっても、被害を最小限に抑えられるような仕組みや習慣について再検討したいと思います。

 

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