Xマウントの誘惑
ミラーレスは興味なかったはず
常日頃から、カメラは光学ファインダーがあってナンボという断然一眼レフ派の私にとっては、ソニーのαシリーズの人気、CanonやNikonのフルサイズミラーレス発表など、ミラーレス万歳の風潮はアウトオブ眼中だったわけです。
主な理由は2点
ミラーレスのここがちょっと
- EVF(電子ビューファインダー)
- ボディが小さくても、結局レンズが大きく(重く)なってしまう
あとはお値段。特にソニー。ボディはコスパ高いですが、レンズはべらぼうに高い。
富士フィルム Xシリーズが気になり始めた
とういわけで、ミラーレスには見向きもせず、一眼レフでのカメラライフを楽しんでいたのですが、ある時から富士フィルムのXシリーズが気になり始めました。ハイブリッドビューファインダーって最高なの?
きっかけはX-Pro2のハイブリッドビューファインダー。
EVFだけでなくOVF(光学ファインダー)も搭載されていることが、双方のいいとこ取りであり私にとっての最適解なのかと。そして、「いつかはライカ」というゴールに到達する小さなきっかけになるのかもしれないなんて思ったり(笑)。
レンズも含めてコンパクトなシステム
レンズラインナップを眺めてみると、軽量・コンパクトな単焦点レンズが目白押し。
14mm~35mmの間で8本もの単焦点レンズがあり、重量が200g前後と非常に軽いレンズもちらほら。
選ぶの楽しそう~♪
PENTAXの場合は、私が所有している21mmF3.2はかなり軽量ですが、それよりも広い画角でコンパクトなレンズは15mmF4くらいしか選択肢がありません。
さらに、超広角域でF2を切るような明るいレンズはそもそもありません。
- smc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited 140g
- HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited 189g
- smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED 320g
- smc PENTAX-DA 12-24mmF4 ED AL[IF] 430g
- smc PENTAX-DA 14mm F2.8ED[IF] 420g
- HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR 【F】1040g
購入する(気になって考える)
という訳で早速、ボディ・レンズ選びを開始します。ボディ
これについては、選択肢が多過ぎるというか、フラッグシップ、ミドルクラス、エントリークラスといったような、単純な階段式となっていないことが、Xシリーズのカメラを選ぶ難しさであり楽しさなのかなという印象を受けます。
フラッグシップとそうでない違いとしては防塵防滴、手振れ補正の有無あたりがわかりやすいですね。
これらが必要となれば、選択肢はかなり絞られます。しかし、これらが不要となった場合の選ぶ基準は非常に難しくなってきます。
というのも、デジタルカメラで一番重要な写りを決める部分である、センサーや画像処理エンジンは同じとなっているからです。
残る違いとしては外観、ファインダーの違い、稼働液晶有無、ボタンやダイヤルの違いといった操作感、などといった部分となり、これらはつまり一長一短があって選ぶ基準は好みによるものと言えるでしょう。
様々なブログや作例を拝見し、店頭で触れてみたり、レンタルサービスを利用して比較・検討してみました。
まずは、OVFを備えるX-Pro2からスタートです。
ハイブリッドビューファインダーってOVFも使えて最高?
↓
X-Pro2
- 思ってた以上に大きいかも
- 期待したOVFはちょっと合わない
↓
OVFを諦める
↓
EVFにするならファインダーが大きいT2が良い?
↓
X-T2
- ファインダーが大きくて見やすい
- でもやっぱり(サイズが)大きいかな
↓
防塵防滴を諦める(ここでX-H1、X-T3も候補外に)
↓
フラッグシップを諦めたのだから、コンパクトさを追求しよう♪
↓
X-T20 or X-E3
- どちらも小さくて最高、操作性も問題なし
- T20の可動式(チルト)モニターも捨てがたいが、E3のフォーカスのフォーカスレバーが便利
↓
X-E3がトータル的に一番気に入った。ミニマリズムを追求しているという点も好み。
↓
レンタルできるみたいなので実際に使ってみよう
(※今ココ)
↓
レンズ
これもかなり悩みましたが、いろんなレビューや作例も見た結果、次の結論に至っています。
1本目: XF35mmF2 R WR
まずは標準域の画角ということで。
ひょっとしたら、F1.4の明るさを求めてXF35mmF1.4 Rを選ぶかもしれませんが、より新しいレンズで、AFの快適さ(速さ)などの優位性を考えるとF2の方が良いかなと考えています。
2本目: Samyang 12mm F2.0
Xマウントのレンズラインナップ最高とか言っておきながら、いきなりサードパーティー製が登場です。
選んだポイントは、超広角、軽さ、明るさ、価格です。
12mmという超広角でF2という明るさのレンズが260gというのは、ちょっとよく分からないスペックと言えます。
これには理由があり、AFはなくマニュアルフォーカスであるというのが、その軽さの要因の一つとなっています、がそれにしても軽い!!。
そして、価格も4万円未満と、超広角レンズとしてはかなりお手頃と言えます。
作例はこちらを見てみれば、センスと腕前次第で素晴らしい写真を撮ることが出来ることは充分にわかるかと思います。
いやもう、このレンズを使ってみたくて、手持ちのサブカメラ一式を手放してすぐにでも乗り換えたいという思いになってしまいました。
超広角レンズは明るさを撮るか小ささ(軽さ)を撮るかという二者択一を迫られるケースが多く、F2という明るさで260gというのはなかなか稀なスペックです。
コンパクトなレンズが多い富士フィルムでもこのような感じです。
- XF14mmF2.8 R 235g
- XF16mmF1.4 R WR 375g
- XF10-24mmF4 R OIS 410g
XF16mmF1.4も、F1.4という明るさを考えるとかなりコンパクトと言えますが、価格は10万円越え。半値以下であるSamyangのコスパの高さが際立ちます。
3本目: アダプター+オールドレンズ
最後も純正レンズではありません(笑)。
私の場合、標準、超広角ときたら次は中望遠となるのですが、なんせXF56mmF1.2 Rあたりはなかなかお高い。普段使いは35mmになるのはわかっているので、まずは手持ちの資産を活かそうというわけです。
現在私の手元には、M42マウントのレンズが3本あります。定番のSuper Takumar 55mm F1.8、HELIOS 44-2 58mm F2、そしてなんちゃって玉ボケレンズのPentacon Domiplan 50mm F2.8。
当面はこれでカバーできるでしょう。
終わりに
やっぱり、カメラ、レンズ選びは楽しいですね。特にSamyang 12mmF2.0が気になってしょうがないです。
次の海外旅行が決まったりしたら、勢いで買ってしまうかもしれません。
現時点では、乗り換えるという結論には至りませんが、もう少し時間をかけてゆっくり検討していきたいと思います。
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