海外旅行に持っていくカメラとレンズをどうするか
旅行の際に何を持っていくかというのは常に悩みの種となりますが、カメラとレンズについては特に難しい悩みなのではないでしょうか。
服装などの荷物は必要になるケースがある程度は予想できますが、写真に関してはどんな被写体に出会うことになるかは行ってみないとわからないからです。
私の場合は、久しぶりの海外旅行でといこともあってテンションが上がっていること、前回(2016年:ギリシャ・サントリーニ島)と比べるとカメラとレンズも増えており、余計に悩んでしまって全く結論がでない状況に陥ってしまっています。
CHECK 所有カメラ一覧
デジタル一眼がPENTAXがメインで、フィルムはPENTAX、Nikon、中版カメラ、ハーフカメラなど。レンズはほぼ単焦点レンズで、オールドレンズも何本か所有しています。
今回の旅行は航空券のみの手配で、行先や宿の手配は自分たちで行う必要があります。昔のようにバックパッカーとまではいきませんが、フットワークはできるだけ軽くしておきたいところ。
よって機材は極力少なく(軽く)することが前提となります。
「迷ったらとりあえず持っていく」というのは無し。
選定のポイント
撮りたい画角をカバーするレンズを選ぶ
私の場合、幅広い画角をカバーする便利ズームは持っていません。単焦点レンズのみの構成となるため、持っていくレンズが撮ることのできる画角となります。画角が足りずに思うような写真を撮ることが出来ないという結果にならないようにしたいところです。
また、旅行において荷物を少なくすることは基本です。重量に大きく影響するカメラとレンズは少ない(軽い)に越したことはありません。
よって、できるだけ少ない(軽い)構成で、より多くの被写体をカバーできるカメラ・レンズを選ぶことがポイントとなります。
天候、ロケーション
行先がビーチリゾートで、時期は雨季ということもあり、防水面が気になるところです。また、砂、埃なども考えると、防塵防滴のカメラ・レンズであれば精神的に安心できるのではないかと思います。
K-5IIs、K-1は防塵防滴のボディですが、手持ちのレンズでは「smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM」が唯一の防塵防滴レンズとなっています。
(※昨日入手したばかりなので、このレンズについては後日レビューしたいと思います)
防犯(安全)面
今回はタイのバンコクINでサムイ島・タオ島のビーチリゾートへ行く(予定)。多くのツーリストが訪れる観光大国とはいえ、治安は良いとは言えず、防犯面も考慮する必要があります。
高価だったり、目立つカメラは注意が必要と考えます。
フィルムカメラ
今回は、フィルムカメラも持っていくつもりです。ハーフカメラや中版カメラもありますが、レンズを共用して荷物を減らす目的で、「PENTAX MX」を持っていくことは特に迷うことなく決定しています。
よって、他のレンズについては、絞りリングがあってフルサイズ対応ということが共用できる条件となります。
考察
カメラ(ボディ)
ボディはデジイチのK-5IIs、フィルムのMXでほぼ決定しています。
「K-1」を候補から外しているのは、上述の防犯面を考慮してのことです。画質についてはK-5IIsで全く不満はないですし、K-1と比較してバッテリーの持ちが良いことは旅行には大きなメリットとなります。
ちなみに、K-1しかできないことは主に次の機能(普段全く使わないような機能は含んでいません)
もし、満天の星空を目にすることがあれば、アストロトレーサーがないことは残念に思うかもしれません。これは非常に悩みどころです。
その他はあれば便利だけど、なくてもまぁいいかと思うことが出来るので問題ありません。
レンズ
候補
smc PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited
所有レンズの中では一番広角であるため、必然的に必要なレンズとなります。小型軽量なのも大きなポイントです。ただし、フルサイズには対応していない為、フィルムカメラでは使用不可。
ちなみに一番広角なレンズとしては魚眼レンズの「smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED」も候補になるのですが、使いどころが難しく使用頻度は低いと思われるので、レンズの本数を制限しなければならない場合は、候補から外れてしまいます。ただ、星空や壮大な景色を目の前にした場合は、持ってきたら良かったと思ってしまう可能性は十分にあります。
smc PENTAX FA31mmF1.8AL Limited
もし1本だけと言われたらこのレンズです。広角側についても、「DA21mm」がなかったとしても、ギリギリなんとかなると思います。
フルサイズ対応なので、もちろんフィルムカメラでも使用可能。K-5IIsでは標準レンズ、MXでは広角レンズとして使用できる万能性があります。
ただし、所有レンズの中で一番高価なレンズの為、防犯面が気になるところ。また、防塵防滴でないこともあり、使用時はいろいろと気を遣う(ストレスがかかる)ことが予想されます。
これについては、道具は使ってナンボと考えるので普段はあまり気にしません。(ギリシャにも持っていきました)。しかし、前回強盗に遭ってしまったタイということで、少々神経質になっている部分があります。
smc PENTAX FA50mm F1.4
人を撮りたいときなど、中望遠レンズとしての活躍が期待できます。K-5IIsでは中望遠、MXでは標準レンズとして活躍します。
smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM
つい先日入手したばかりのレンズ。一番のポイントは防塵防滴であること。水や砂が気になるロケーションではこれを付けっぱなしにすることでカメラとレンズを故障から防ぐことが出来ます。
デメリットとしては、絞りリングがないためMXで使えないこと。(※イメージサークルが広いためK-1で使うことが可能なのはリサーチ済みです。)
Super Takumar 55mm F1.8
素敵な景色、人々に出会った時に、オールドレンズならではの描写を活かした写真を撮りたくなる、かもしれない。のんびりと撮影を楽しみたい時にあると嬉しいレンズ。
入手価格から、壊れたり無くしてもダメージが少ないというメリットもあり。(もちろん、愛着があるので、そうなっても良いというわけではありません)
デメリットとしては、FA50mmやDA55mmと画角が被ることですが、違う写真を撮ることが出来るという面でそれは問題ないとも言えます。アダプターが必要なので、交換の手間が多少増えること。
HELIOS 44-2 58mm F2
上記と同じ理由。
望遠は?
個人的には、中望遠以上のレンズについては、あれば便利かもしれませんが、なくても問題ない(撮れなければそれでOKと思うことができる)為、「FA77mm」や「タムキュー」は選外としています。
昔はみんな「写ルンです」しか持っていなかったハズ。いいんです、望遠レンズなんてなくても。標準レンズがあれば充分に写真は楽しむことができる、私はそう思います。
で、どれを持っていくか?
DA21mm & FA31mm & FA50mm
今のところ一番の候補です。
K-5IIsでは基本的にFA31mmをメインとして、広角の場合はDA21mm、ちょっと長めが欲しい場合はFA50mmを使用するという想定です。
またMXではFA50mmを基本として、広角で撮りたい場合はFA31mmと付け替えます。
こうすることで、基本的に私自身の好きな被写体全般を撮ることができ、バランスが良い組み合わせではないかと考えます。
マイナス点としては、防塵防滴レンズがないこと、防犯面で不安が残ること。壊れたり盗られたりした場合のダメージが大きいです。
DA21mm & FA31mm & DA55mm
上記の組み合わせから、FA50mmをDA55mmに置き換えました。
DA55mmの防塵防滴レンズを活用することで、ロケーションや天候を気にせず撮影の幅が広がることが大きなメリットです。
デメリットとしては、MXで使えるレンズがFA31mmのみとなってしまいますが、デジタルメインであれば良い選択かと思います。
また、買ったばかりのレンズをすぐに使ってみたいという思いもあります。
DA21mm & FA31mm & HELIOS / Takumar
オールドレンズを持っていくパターンです。
HELIOSを使うことでMX(フィルム)で標準域もカバーできるメリットもあります。どうせMXではAFが効かないので、この組み合わせも良いような気がしてきました。
結論
こうして、まとめてみたら答えが出るかと思いましたが、現時点(2018/08/10 出発前)では、全く決め切れていません。
旅行後に、最終決断と旅行の様子を合わせてレビューしたいと思います。
追記
旅行後のレビューはこちら
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