- 当エントリーは、2018年のGW(4/31~5/3)に、香川県に旅行へ行った時の撮影レビューです。
- 2019年版の絶景見頃カレンダーを追加しました!!
ウユニ塩湖とは
死ぬまでに一度は行ってみたい絶景
南米ボリビアにある「死ぬまでに一度は行ってみたい絶景」と言われたりする場所の一つです。
ウユニ塩原(スペイン語: Salar de Uyuni)はボリビア中央西部のアルティプラーノにある塩の大地。標高約3,700mにある南北約100km、東西約250km、面積約10,582km2の広大な塩の固まり。
なお本項目では学術的に正確な表現である「塩原(えんげん)」を用いているが、一般には「塩湖」と呼ばれることの方が多い。
出典: wikipedia
どんな景色が見られるの?
『天空の鏡』とも言われ、空の景色がそっくりそのまま地面に映し出される壮大な景色を見ることができます。
こういうリフレクション写真が有名ですね。
星空や人もこんな具合に。遠近感を利用したトリックアートな写真もよく見かけます。
海外を旅行している時に、「世界一周してます」というツーリストから話を聞いたり、写真を見せてもらったこともあってその憧れは大きく、「私自身もいつかは」という思いがあります。
どうせ行くなら「マチュピチュ」「イースター島」「ウユニ塩湖」をまとめて制覇したいと考えていますが、それこそ「世界一周する」くらいの期間と予算が必要になりそうです。
また、絶景を見るためのハードルはかなり高いようで、それだけに見られた時の感動も大きいのだと思います。
父母ヶ浜とは
日本のウユニ塩湖
そんな死ぬまでに行けるかいけないかという絶景ですが、日本にいながらその気分を味わうことが出来るというのが香川県三豊市にある「父母ヶ浜」という海岸で、「日本のウユニ塩湖」と言われています。
CHECK ここ数年で有名になって、話題のスポットとなっているようです。
「2年ほど前、旧三豊市観光協会主催のフォトコンテストで、応募作の中から父母ヶ浜の写真が佳作に選ばれたのが、注目を浴びた最初の出来事でした」
引用: 旅ぐるたび
「ウユニ塩湖」と同じような絶景写真を撮ることができる「インスタ映え」する場所ということですね。
絶景がみられる条件
本家ほどではないと思いますが、時期、時間帯、天候等によって大きくその景色が変わると思われますので、事前の確認は必須です。
絶景が見られるポイント
- 干潮と日の入り時刻が重なる時間帯であること
- 風がなく水面が波立たないこと
もちろん、天候が良いことも必須ですが、雲一つない晴天よりは多少雲がある方がダイナミックな画になると思います。
父母ヶ浜絶景見頃カレンダー
CHECK 三豊市のHPに絶景がみられる時期と時刻の目安が掲載されています。
追記
2019年版を追加しました!!!
父母ヶ浜 絶景の見頃カレンダー 2019
1月
1/3(木)~1/8(火) 17:05頃
1/18(金)~1/23(水) 17:20頃2月
2/1(金)~2/7(木) 17:35頃
2/16(土)~2/22(金) 17:50頃3月
3/2(土)~3/11(月) 18:00頃
3/19(火)~3/25(月) 18:15頃4月
4/2(火)~4/10(水) 18:25頃
4/17(水)~4/24(水) 18:35頃5月
5/2(木)~5/9(木) 18:50頃
5/18(土)~5/25(土) 19:00頃6月
6/3(月)~6/8(土) 19:10頃
6/17(月)~6/24(月) 19:20頃7月
7/2(火)~7/8(月) 19:20頃
7/16(火)~7/23(火) 19:15頃8月
8/1(木)~8/6(火) 19:00頃
8/14(水)~8/21(水) 18:45頃
8/29(木)~8/31(土) 18:30頃9月
9/1(日)~9/3(火) 18:30頃
9/12(木)~9/19(木) 18:05頃
9/26(木)~9/30(月) 17:50頃10月
10/1(火) 17:50頃
10/10(木)~10/17(木) 17:30頃
10/25(金)~10/31(木) 17:15頃11月
11/9(土)~11/15(金) 17:00頃
11/23(土)~11/28(木) 16:55頃12月
12/8(日)~12/13(金) 16:55頃
12/23(月)~12/28(土) 17:00頃出典: 父母ヶ浜 | 三豊市観光交流局
父母ヶ浜 絶景の見頃カレンダー 2018
日の入り時刻や天気予報など
本家と違う良いところ
また、本家と違って次のようなメリットがあります。
メリット
- お手軽(時間・予算)に行くことができる
- ペット等と一緒の写真も可能
- 衣装や小道具の持ち込みが容易
地球の反対側まで行く必要もなく、自宅から現地までの全ての移動を車で行うことができるという点が最大のメリットではないでしょうか。ペットを連れていくことや、海外旅行では持っていくのが難しい衣装や小道具を使っての撮影も可能となります。
アクセス
住所 〒769-1404 香川県三豊市仁尾町仁尾乙
移動・撮影
移動
当日は、朝一に小豆島から高松へフェリーで移動し、夕方に「父母ヶ浜」へ到着するように、高松を観光(というかほぼうどん巡り)したりして過ごしました。
高松から車で約1時間程度の距離となります。今回はGWの中日ということで渋滞も覚悟していましたが、特に混雑することはありませんでした。
到着
現地には17時頃に到着しましたが、臨時駐車場などもあって車を停めるスペースは充分にありました。
ビーチに出てみるとすでに多くの人が訪れていて、潮がかなり引いておりかなり沖の方まで歩いていけるような状態となっていました。
写真で見ていたイメージと異なり、鏡のようになっているのはビーチ全体というわけではありませんでした。部分的に水が薄く残っている場所がいくつもあるといった状況です。水たまりのような感じですね。
そして、大きな水面が残る場所が撮影スポットとなるため、その場所に人がどんどん集まっていきます。
この日は、ウェディングの前撮りなども見かけました。
撮影
絶景の見頃時間の目安として「5/1(火)~5/4(金) 18:50頃」とありましたが、実際に撮影した時間は18:10~18:40でした。
よって、目安時間の30分前には着いておいた方が良いと言えます。(天候や季節にもよって変わるかもしれない為、撮影目的の方はもう少し余裕をもって移動した方が良いと思います)
撮影のポイント
場所
できるだけ広い面積の水面を探しましょう。面積が小さいとフレームいっぱいに写すことができません。
ただし、条件の良い場所程も多く、思うように撮ることが難しかったりもしますが、こればかりはしょうがないですね。
写り込みを避けたい場合は、人が少なくなるタイミングを待つか、人が少ない場所を探すといった工夫が必要になります。
譲り合って撮影するという様子も見かけましたので、思い切って周りの方に声をかけて、順番に撮影するのが一番効率的かもしれませんね。
どちらにせよ、撮影可能な時間は思った以上に短いので、周りの状況を見ながら臨機応変に撮影しましょう。
アングル
今回の写真は、可動式モニター(バリアングル)を利用して、カメラが地面に着くくらい低い位置から撮影しています。
こうすることで、水面の奥に見える地面の部分が狭くなって、ぐっとウユニっぽい写真になります。
ちなみに、地面は潮が引いたばかりでどこも濡れているため、(ファインダーをのぞいて)腹這で撮影は厳しいです。(※水着着用で後からシャワーを浴びる予定であれば大丈夫だと思いますが・・)
可動式モニターがないカメラの場合でも、ライブビューを使用しての撮影がベターでしょう。
画角
ウユニ塩湖っぽいダイナミック写真を撮るには、できるだけ広角のレンズを使う方がいいのですが、鏡となる水面の広さが十分にない場合は、フレーム内を水面(鏡の部分)でいっぱいにすることが出来ません。できるだけフレームいっぱい水面が写るように調整することになります。
単焦点レンズでの撮影
水面を挟んでの撮影になるので、被写体までの距離を自分の好きなように決められません。ある程度、場所や構図が決まるまでは、手持ちのレンズ(31mm、50mm、77mm)を世話しなく付け替えるといった作業が必要になりました。花火の撮影でも感じましたが、こういう場合はズームレンズがあると便利だなぁと実感します。ただ、不便というだけで、決して撮れないわけではありません。
作例
撮った写真はこちら。(※かなりアンダーに撮っており、現像時に明るめに調整しています。)
海岸での移動は、潮が引いたばかりの砂浜を歩くので砂まみれになります。愛犬は足もお腹もドロドロになりました。トリックアートにも挑戦しましたが・・なかなかうまくいかず。
かなり日も落ちて暗くなってきたので撮影を終えて引き上げることにしました。EXIFを確認すると、この時点で時刻は 18:47 となっていました。まとめ
今回は天候にも恵まれて日本のウユニ塩湖を十分に楽しむことが出来ました。思っていたよりも撮影は難しく、いろいろと考慮することもあったりして、本場の「ウユニ塩湖」向けていい練習になったのではないかと思います。
今回、「父母ヶ浜」へ実際に行ってみて気付いたことなどは次の通りです。
「父母ヶ浜」を楽しむには
- 絶景に必要な条件を確認しておく(天候、季節、時間)
- 撮影時間は限られるので早めの到着を心がける。
- 汚れてもいい服装で(サンダル、水着)
- 撮影はローアングル(可動式モニターがあるカメラが便利)
- (広角)ズームレンズがあると撮影しやすい
- 本場ではできないことにも挑戦可能(ペット、衣装や小道具の持ち込みなど)
おまけ
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