AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
今更ではありますが、当ブログでさんざんお勧めしてきたレンズ「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を入手しました。
相棒はD40
試写に使用するのは所有する唯一のNikon機D40です。
レンズは古いマニュアルレンズのNikkor-S Auto 50mm F1.4しか使ったことがなかったので、D40でAFを使うのは初めてだったりします。
レンズの重量が約200gなので、D40との組み合わせがさらに軽量になりました。Nikkor-S Auto 50mm F1.4との差は100g程度ですが、その差は大きく感じます。軽いは正義ですね。
デビュー戦は大阪城公園
D40は手持ちの一眼レフの中では最もコンパクトで軽量であることから、ランニングしながら撮影を楽しみたい時によく持ち出しています。
今回の初撮りは、大阪城公園をランニングするついでに行うことになりました。ちなみに、立ち止まって撮影する時間が大半となってしまい、2時間で8kmしか走っていません。
Review & Photos
F2.2と少しだけ絞っていますが、これだけのボケ量を得られます。キットレンズでは難しい明るい単焦点ならではの描写ですね。 こちらは、玉ボケを狙ったのですが、AFではピントが後ろに抜けてしまうことが多く、結局マニュアルフォーカスで撮りました(中央の葉っぱに合わせたつもりですが少々甘いですね…)。D40はフォーカスポイントが3点しかなく迷いようがないと思うのですが…、何かクセのようなものがあるのでしょうか。これから使い込んでいくことで何かわかってくるかもしれません。
こちらも開放付近のボケ具合を試してみた写真です。背景はボケボケですが、ピントが合っている葉の部分は葉脈までシャープに写っています。
NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F2.2][1/4000s][ISO200]森ノ宮駅側の噴水近くです。イチョウがかなり色付いてきてましたね。ピントを外してしまったのか、なんだか眠い写りになってしまいました。
こちらも開放のボケ具合を試そうと思ったのですが、開放F1.8では被写界深度が非常に狭く、手前の花全体にピントが合わず、F2.2まで絞っています。このレンズは最短撮影距離が0.3mとかなり寄ることができます。寄った時は特に被写界深度(ピントが合う範囲)が狭くなり、前後が非常にボケるという描写になります。
こちらはF8。絞ることでシャープな描写をしてくれます。
大阪城を撮った2枚については、お堀の手前にある柵や木の枝の影響で構図を決めるのが非常に難しかったです。今回は広めに写して少しトリミングしています。
ズームによる構図の微調整ができないという点は単焦点レンズの弱点でもありますね。
トリミングは邪道という意見もありますが、私はあまり気にしません。デジタルの良さを有効に使って、自分の思うような写真を残すことができればそれが一番だと思います。
どんどん日が暮れていく状況でISO感度を上げて撮った写真ですが、アンダーに現像してシルエットにしてしまいました。
参考 Nikon公式 D40 仕様
観光地の撮影で人が写り込むことを気にすることもありますが、被写体にしてしまうというのも一つの解決策ではないでしょうか。(ボカシなどの処理をする必要もないというメリットも!)
所感
まだまだ、使い込んでみないと分からない部分も多いですが、概ね予想通りの素晴らしいレンズだと実感しました。
画角においては、よく比較対象になる50mmと比べると、やはり35mmの方が使いやすいと感じました。(APS-Cの場合)
もちろん50mmにも良い点はたくさんあり、F1.4、F1.8といった明るさのレンズはよりボカすことができるといったメリット・楽しさがあります。
ポートレート(人物撮影)などがメインであれば、50mmの方が好まれるかとは思いますが、最初の1本としては35mmがベターのような気がします。
コメント