Nikon D40 モノクロでストリートスナップを撮る

D40 モノクロスナップ写真 ストリート 親子

モノクロでスナップ写真

念願のバルナックライカを入手し、アンリ・カルティエ=ブレッソンを目指して、モノクロのスナップ写真を撮る機会を増やしています。

ライカはじめました(LeicaIIIf)
憧れだったバルナックライカ(Leica IIIf【3f】)を入手しました。レンズはエルマー、外付けファインダーsbooi、レザーのストラップといったアクセサリーまで。沼はボディとレンズだけではないライカの魔力(魅力)について紹介します。

モノクロスナップ写真 ガード下

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/60s][ISO400]

とはいえ、フィルムでバンバン撮ることもコスト的に厳しいので、まずはデジタルで修行です。

今回は、メインのお散歩カメラNikon D40を持ち出していろいろと撮ってみました。

スナップ写真とは

スナップ写真

日常のできごとあるいは出会った光景を一瞬の下に撮影する写真。正しくはスナップショット。

出典:ウィキペディア(Wikipedia)| スナップ写真

カメラを始めた頃から、何気ない風景や人・モノをカッコよく撮れるようになりたいという憧れがありました。いわゆるスナップ写真と言われるジャンルですね。

しかし、ペット、人、風景などの被写体がハッキリ決まっている写真と違って、切り取り方は無限、シャッタータイミングも自由であるスナップ写真は、言わば何も制限のない写真であり、何となく撮ると何でもない凡庸な写真となりがちです。

愛犬の散歩の際など、気ままに街並みを撮ったりもしますが、なんだかパッとしない写真を量産してしまうだけで、作品と呼べるような写真はなかなか撮れません。

せっかく手に入れたライカにおいても、このままでは、同じような結果になることは容易に予想できます。

改めてスナップ写真というものに向き合ってみようと思って調べてみたところ、こちらのサイトの内容が非常に参考になりました。

写真のネタ帳 | 【スナップ写真の撮り方】スナップ写真は「面白い場面」よりも、場面を「面白く」撮る!

これらの内容を参考に腕を磨いていきたいと思います。

アンリ・カルティエ=ブレッソン

ライカについて調べていた時に、必ずといって登場するブレッソン。スナップシューターとして有名なブレッソンの撮影スタイルについてこのような情報を見つけました。

ブレッソンは、露出計をほとんど使わなかった

晴れていたら、シャッタースピードは“1/125s”、絞りは“f8”、距離は“10feet(およそ5m)”に固定していた

出典:写真がもっと好きになる 菅原一剛の写真ワークショップ | 【“写真を観る”編 第2回】 アンリ・カルティエ=ブレッソン

これに倣い、露出はある程度固定したままで、構図シャッターチャンスを優先するような撮影スタイルをベースとしてみようと思います。

D40 モノクロスナップ写真 ストリート 親子

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F10][1/100s][ISO400]

この写真は今回の中でも一番のお気に入りです。さっと構えて撮っただけなので、構図などは全くの偶然なのですが、なかなか面白い写真が撮れたように思います。

今までのようにピント合わせしていたら撮れなかった写真といえます。ピントを固定しておくことによる速写性というものを実感できたような気がします。

レンズ

D40で使用できるレンズはAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8GNikkor-S Auto 50mm F1.4の2本。

画角的には35mmの方が使いやすいですが、絞りリングはともかく、距離指標がないのが、少々不便です。

モノクロスナップ写真 自転車&フェンス

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F10][1/100s][ISO400]

ピント位置を固定するには、一度ファインダーを覗いてピントを合わせるというひと手間が必要となります。

それに対して、50mmはマニュアルレンズなので、全く問題ありません。中望遠(35mm換算76mm)になるので、思ったよりも引いて撮る形になります。

見てわかる画角自動計算ツール。画角を意識してカメラ上達に役立てよう

モノクロスナップ写真 梅

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/4000s][ISO200]

街並み

梅田のヨドバシカメラ付近にて

モノクロスナップ写真 ヨドバシカメラ付近

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F5.6][1/250s][ISO400] D40

人がハッキリと写らないように撮るのって難しい。

モノクロスナップ写真 阪急梅田駅構内

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F18][1s][ISO200]

というわけで、人を流してしまおうと、手すりに体を押し付けて手持ちで1秒のシャッターを切りました。モニターで確認した時はばっちり止められたと思いましたが、よく見るとブレてますね。

モノクロスナップ写真 阪急梅田駅

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F3.5][1/100s][ISO400] D40

雨の日はスナップ日和?

雨天や雨上がりの状況は、路上に水たまりなどもあって、コントラストが高い画を撮ることができるように感じます。リフレクションがあればもっと印象的な写真が撮れるのではないでしょうか。

D40 モノクロスナップ写真 ストリート雨

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F10][1/100s][ISO400]

また、傘というアイテムはちょっとしたアクセントになっていいなと思いました。

D40 モノクロスナップ写真 ストリート雨

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F10][1/100s][ISO400]

D40 モノクロスナップ写真 ストリート雨

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F10][1/100s][ISO400]

雨の日は撮影しにくいといった面もありますが、写真は晴れの日とは違う素晴らしい結果を得られる場合もあるのではないでしょうか。

これからも積極的に撮っていきたいと思います。

ガード下

様々な直線によって構成される風景、そして隙間から差し込む光などがいい演出となったりすることから、撮り方によっては素晴らしい被写体になりそうです。

モノクロスナップ写真 ガード下

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/60s][ISO400]

モノクロスナップ写真 ガード下

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/60s][ISO400]

人や自動車などが入ることにより、生活感やストーリー性のある写真となります。ポイントは、不審者に思われないように、存在感を消しつつシャッターチャンスを待つ方法でしょうか。

その他

フェンスって何かノスタルジックで、素晴らしい被写体だと思うのですが、なかなか上手く撮れません。

モノクロスナップ写真 フェンス

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/2000s][ISO400]

どう撮っていいか悩んだ末、普段のデジタル写真のように絞り開放でボカすという逃げに走ってしまっています。

モノクロスナップ写真 フェンス

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/2000s][ISO400]

モノクロスナップ写真 花

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/500s][ISO200]

モノクロスナップ写真 ポスト

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/640s][ISO200]

モノクロスナップ写真 モノクロスナップ写真 地下鉄

NIKON D40, Nikkor-S Auto 50mm F1.4 [1/100s][ISO200]

おわりに

露出やピントをそれほど気にせず、目に入ったものをそのまま撮るというスタイルはテンポ良く撮影出来て楽しいです。

とはいえ、適当に撮るだけでは何の変哲もない写真になるだけであり、意思や工夫、面白さをもった構図を決められるように、まずは被写体を見て面白さに気付くことが出来る「目」を養っていきたいと思います。

D40 モノクロスナップ写真 ストリート 交差点

NIKON D40, AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G [F10][1/100s][ISO400]

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