スナップ写真に最適なボディとレンズ
最近はスナップ写真を撮ることにハマっています。
特に念願叶って手に入れたバルナックライカを持ち歩いて、ストリートスナップを撮るのが楽しいです。
しかしながら、フィルムなので気の向くまま好きなだけシャッターを切るという訳にもいきません。フィルム代、現像代は高くなるばかりで、こればかりは仕方がありません。
そこでデジタルです。
私にとってのお気軽お散歩カメラはNikonD40。一眼レフとしては非常にコンパクトではありますが、常に持ち歩くとなると(特に通勤時などは)難しいです。
そこで、以前から気になっていたオリンパスのボディーキャップレンズ(BCL-1580)を入手しました。
ボディは妻のカメラ(OLYMPUS PEN E-PL6)を拝借。
この組み合わせ、良い意味で予想を裏切る素晴らしい結果を得ることが出来ました。今では毎日通勤の鞄に入れて持ち歩いています。
いろいろと使い倒してみてわかった良いところとそうでないところなど、作例とともに紹介したいと思います。
ボディーキャップレンズ BCL-1580
以前より、PENに小型のレンズを付けて、コンデジのようにいつでも持ち歩きたいなと考えていました。
そんな時に見つけたのがこのレンズ。
本当は黒が欲しかったのですが、迷っている間に在庫がなくなってしまいました。
販売終了とのことで、在庫もなくなりつつあるのでしょう。
ビックカメラの方が安かったので、(こちらも白のみではありますが)一応リンク貼っておきます。
ビックカメラ.com | カメラレンズ ボディーキャップレンズ BCL-1580【マイクロフォーサーズマウント】(ホワイト)
ちなみに、我が家では機材の新規購入の稟議は極めて通りにくいため、妻にはレンズキャップと言ってます。(嘘は言ってない、はず 笑)
PEN E-PL6
OLYMPUS PEN シリーズは、ザ・女子カメラの一つであることは間違いないでしょう。
2013年発売のカメラなので、詳細なレビューは割愛しますが、大まかな特徴は次の通りとなっています。
2019年現在でも問題なく使えて、写りもキレイです。
外観
装着するとこんなにコンパクト。フィルムカメラのPENを彷彿させるデザインですね。
見た目だけでなく、手に持った感覚が非常に似ているので計ってみると…。
全く同じ!!!
ちなみに、白色ボディに白色レンズの組み合わせは完全に女子寄りの見た目で、ちょっと落ち着きません。
私としては間違いなく黒色の方が好みです。
黒色ボディ×黒色レンズであればなり格好良いんじゃないでしょうか。誰か交換してくれませんかね?
とはいえ、カメラは撮ってナンボなので、見た目はこの際気にしません。
撮ってみた
所詮ミラーレスだし、一眼レフほどの楽しさは無いんじゃないかなぁと思っていましたが…。
めっちゃ良いやん、これ!!
特に良いと感じたポイントを3つ。
- デジタル版「写ルンです」のようなサイズ、利便性
- ウエストレベルで撮るのが便利で楽しい
- お値段以上の画質
デジタル版「写ルンです」
小さい・軽いという部分については文句なしです。通勤用の鞄に入れておいてもまったく苦になりません。さっと取り出してパッと撮る、正にスナップショットを楽しむことができます。
そして、絞り固定(F8)で、ピント位置も基本的に無限遠固定、そして露出をAUTOとすることで、カメラ側の設定を気にすることなく、シャッターチャンスと構図のみに集中することができ、テンポのよい撮影をすることができます。まさに「写ルンです」のような気軽さですね。
ちなみに撮影モードは気軽に撮るなら「iAUTO」、モノクロの雰囲気を感じながら撮りたい時は「ART(ラフモノクローム)」を使用しています。
また、レンズキャップがなく、レンズ開閉をレバーで行うことができるのが非常に快適です。このレバーがフォーカスの調整も兼ねており、必要な操作は非常にシンプルとなっています。(「閉」⇔「∞」⇔「0.3m」を切り替えます」
「∞(無限遠)」に合わせるとパンフォーカスとなり、まさに「写ルンです」仕様となります。
「写ルンです」をデジタルで再現する方法。シャッターを押すだけのスナップは楽しい!!
ちなみに、寄って撮ることも可能です。こちらは「0.3m」に合わせて最短距離で撮影してたもの。背景が少しボケてますね。
ウエストレベルで撮る
一眼レフ派の私にとって、ファインダーが無いことが最大のマイナス要素でしたが…。
チルト液晶を使ってウエストレベルで撮るというスタンスに新しい魅力を見出すことができました。
こんな感じです。
これって、2眼レフで撮るスタイルと似てませんか。
顔の前に構えるよりもさりげない感じで格好良く、また手振れも防ぎやすいように感じます。
また、ストリートスナップなどでは、カメラを構えて撮るという仕草自体が、周りの人々に不快感を与えたりすることもあるため、目立たないということも重要になってきます。
お値段以上の画質
ボディキャップというあくまでもおまけのような感じもあるこのレンズですが、予想以上に良く写ってくれます。
いかがでしょう。ボディキャップというよりはしっかりとレンズとしてのクオリティがあるといえるのではないでしょうか。どの写真もRAW現像はしていますが、元の写真がしっかりしていなければ、いくらレタッチしても良い写真にはならないと思います。画質は必要十分といえ、スナップシューターとして素晴らしい相棒となってくれるように思います。
まとめ
まだまだ伝えたいことはあるのですが、今回はこれくらいにしておきます。
露出、ピント合わせが不要な撮影スタイルは、スナップ写真として重要なシャッターチャンスに集中することができ、写真にとって最も大切な構図をしっかりと考えるクセがつくように感じます。
いつでも持ち歩いて気軽に撮ることができ、また写真の上達にも繋がるといったメリットもあり、
個人的にはかなりオススメのレンズです。
PENシリーズなどのマイクロフォーサーズカメラをお持ちの方は、是非試してみてください。
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