ブログ名を考える
突然ですがブログ名を変えました。
正確に言うと、ようやく決まりました。
ブログを始めた当初は、モチベーションが高いうちにとにかく記事を書こうと思い、本来は最初に行うべきブログ名の決定が後回しになってしまっていました。
といっても、全く考えなかったわけではなくて、いろいろと考えてはみたものの、これといった名前が思いつかなかったという状況でした。
そこで、フォトグラファー活動で使用している屋号である「fotolier」に”Photo BLOG“というワードを繋げてブログ名としていました。
そして今度は、記事のネタに詰まってきたということもあり、改めてこの『ブログ名』というものに向き合ってみたわけです。
どんな名前がよいか
名前を決めるポイント
さて、名前というものは、どんなものでも決めるのが難しいものです。
特に、社名、商品名、サービス名などについては、世の中にはありとあらゆる名前が溢れており、オリジナリティのある名前を考えるというのは非常に困難です。
まずはお作法やヒント、とっかかりとなる情報を集めてみます。

主なポイントは次のようなところでしょうか
例
ダカフェ日記
参考 ダカフェ日記
写真好きなら必ず知っているであろうブログ。その人気から、使用されているレンズが「ダカフェレンズ」と呼ばれる程、名前がブランド化している素晴らしい例だと思います。
写真が素晴らしいのはもちろんすばらしいですが、毎回添えられるコメントに温かみとセンスが感じられ、この辺がネーミングのセンスにも繋がっているのでしょう。
ちなみに「ダカフェ」という名前の由来については
「ダカフェ」という名前の由来は、森の妻のあだ名「だぁちゃん」のカフェという意味。
とのことです。
短くて覚えやすく、オリジナリティも高く、柔らかい印象も受けます。
名前自体には写真という要素は一切ありませんが、コンテンツのクオリティによってあっさりとカバーされています。一度訪れてファンになってしまえば、ブックマークをしていなかったとしても、短くキャッチーな名前は思い出すのが容易であることは想像に難くありません。
目指したいのはこのような名前です。
PHOTOHITO(フォトヒト)
短くて覚えやすく、写真に関するサイトだとすぐにわかります。また、コンセプトもわかりやすくてそれがそのままサイト名になっているというシンプルさも素晴らしいと思います。
参考 PHOTOHITO
人と写真をつなぐ場所
SONY
日本を代表する企業。名前の由来は初めて知りました。
簡単な名前で、どこの国の言葉でもだいたい同じように読めて、発音できることが大事ということを考え、音「SONIC」の語源となったラテン語の「SONUS (ソヌス)」から、小さいとか坊やという意味の「SONNY」を連想し、これを日本語で発音するとソンニとなり、損(ソン)を連想しイメージが良くないという事で、「N」を削り「SONY」としたそうです。
どこの国の言葉でも同じように読むことが出来るというのは、なるほどなぁと思いました。
PENTAX(ペンタックス)
我がPENTAXの由来については、典型的な組み合わせのパターンですね。
参考 wikipedia
「アサヒフレックス」に、ファインダーに内蔵される光学部品「ペンタプリズム」を搭載したことに ちなんでいる
決め方
ブログの内容がわかるもの
まずはブログの内容を表すワードを含める方向で考えてみました。
当ブログのテーマはカメラ、写真です。
なので「カメラ」「写真」「フォト」「ピク」などのワードをベースに、別のワードを組み合わせてみます。よくあるのは「ログ」「日記」などでしょうか。
いろいろと考えてみましたが、簡単に思いつく名前でいいなと思うものはすでに存在するケースがほとんどで、しばらくするとネタ切れになってしまいました。
造語
次は、特定のワードにこだわらず、全く新しい名前ということで考えてみます。
理想はSONYのような名前ですが、何もないところから考えるのは難しく、またセンスもないため、ランダムで文字を羅列して奇跡的に素晴らしい名前が生まれることを期待してみました。
そこで、ネット上にある命名ツールをいろいろと試してみましたが、しっくりくるものがなく、自分でツールを作成しました。

そして、打ち出の小槌のごとく何度も何度も振ってみるものの
これといった名前は生まれませんでした。残念。
キーワードを類語や連想される言葉で拡げる
そこで、今度はこちらのサイトを参考に、使用するキーワード自体を拡げてみました。

単語の語尾の母音が同じ
特に、語呂の良い名前は単語の語尾の母音が同じというのは目から鱗でした。
ミスチル、ジュディマリ、などは確かに語呂が良く覚えやすくて言い易い。”音”というのは大事な要素なんですね。
ワードのピックアップ
早速、ブログに関するワードについて、類語や連想、言い換えで様々な言葉を書き出してみます。
その結果、それまでになかった候補がいくつか出てきましたが、それでも既出だったり、満足のいく名前は出てきません。
古典の単語など日本の美しい言葉にフォーカス
そんな中、拝見したのがこちらのサイト。
『泡沫(うたかた)』という古文の単語を使われているのが、とても新鮮に感じ、日本語の美しさを上手く使った素晴らしい名前だと思いました。
そこで、言い換えや連想の候補に古文の単語というのを考えてみます。
しかしながら、ピンとくるものは出てきません。
その延長で、名言やことわざ、慣用句などを探してみます。
この時「以心伝心」という言葉がひっかかりました。
写真→写心という置き換えをよくみかけるので、「写心伝心」というのはどうかと。ついにダジャレパターンに走り出してしまいます。(笑)
こちらも残念ながら使用済みでございました。
好きな歌詞などを参考にしてみる
さらに検索を続けます。
美しい言葉というアプローチで検索し続けているうちに、スピッツの歌(歌詞)が検索結果にでてくるようになりました。
さすがマサムネさん!!
歌詞を眺めていると、溢れんばかりの素敵ワード、フレーズがちりばめられています。
ということで、スピッツの楽曲からネタ探しに入ります。あくまでも参考です。パクろうとしているわけではございません。
しかしながら、この時点で、かなりの道草(というか迷走状態)に陥ってます。
いよいよゴールに近づく
よく覚えてませんが気になった言葉を検索したり、類語を探したりしているうちに、「日」→「日常」→「日常茶飯事」という流れで、すこしピンときました。
先程の「以心伝心」→「写心伝心」のダジャレパターンです。
「茶」→「写」へ置き換えて「日常写飯事」としてみてはどうか。
正直、我ながらセンスはイマイチです。
さらに、略すこともできないし、直接入力(漢字変換)できないというデメリットもあります。
しかし、短くて(おそらく)覚えやすい、他にはないオリジナリティもあること、何より「日々のありふれたこと」というのが、何気ない普段の様子を写真として残すという、私が想うカメラの楽しみに一致するという部分を良しと考えました。
日々のありふれたこと。 いつものことで特に取り上げるまでもないもの。 毎日の食事の意から。
まとめ
いろんな方法を参考にしてみたにも関わらず、最終的に決めた名前はそれらの手法から外れたものとなってしまったような気がします。
しかしながら、上記の手法でいくつかの候補は出てきたこと、全く見当もつかないといったところから少しずつ候補となるワードが出てきたり、それらの過程で最終的な名前のヒントに繋がっていったのは確かです。
一番感じたのは、自分の想いを表す言葉を沢山探すことで、自分の思考や考えが整理されていくこと、そして、書き出すことでそれぞれを取捨選択したり、新たな言葉を見つけることが出来ることでした。
特に、好きな歌の歌詞を参考にすることはお勧めです。(歌詞だけ読むことで作詞のすごさということも実感しました。)
また、作成したツールについても、今回は結果を出せず仕舞いでしたが、また何かの際に使ってみようと思います。
あらためて、
カメラと写真を楽しむブログ「日常写飯事」をこれからもどうぞよろしくお願いします。
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